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車輪の下 / ヘッセ

今日は学校が2限おんり-なので、待ち合わせまでネカフェ中。
なんでジャンプないの。
あたしジャンプ読みにきたのに。
持ってってるやつ早く返して。

今期、課題本がやたら多そうな予感。
ゼミ(みたいなの)で、新書が6,7冊。
戦後文学論も週1冊取り扱うから、6冊くらい…
まあ後者は、大人数講義だから読まなくてもなんとかならなくないだろうし
「壁」「金閣寺」は読んだことあるんだけど。(まあこの2冊を抜いて6冊なわけだが)
夏の間ぜんぜん本読まなかったし、読書の秋だし、がんばるか。
いやでも、これ全部ちゃんと読もうと思ったら
週1,2冊ペース?ていうか本にいくらかかんの?
ワタシ速読デキナイ。ワタシ金ナイ。

いやー、文学部だなあ

というわけで感想はやっと読み終えた車輪の下
読み終わるのに1ヶ月かけた気がする。

 

どの出版社の夏の百選にも、毎年だいたい入ってる「車輪の下
やっと手にとってみました。

幼いころから勉強ばかりしてきた少年ハンスが
神学校へ入り、厳しい規律や勉学に追われ
中退して故郷で職人になって酒に酔って死ぬはなし です。

このあらすじヒドいな

正直中盤まではね、結構辛かった。
ただ少年が苦しみながら勉強がんばってるだけで
詳細な(ややしつこい)情景描写はウザくもあったし。
でも神学校へ入学して以後は面白い。
思春期まっさかりの少年たちの描写が、とてもいい。

大人しい性格でずっと勉強ばかりしてきたハンスにできた親友は
勉学も友人も教師も蔑み批判ばかりしてる、情緒不安定なハイルナー少年。
彼は詩人で、厭世観いっぱいで、なんつうかとても厨二病っぽいw

ハイルナーと仲良くなったことで、ハンスは勉強をしなくなって教師にも嫌われ
彼の退校後には、精神を病んで故郷へ帰ることとなる。

ハンスはハイルナーと出会うべきじゃなかったのか?
けど彼は、ハイルナーと過ごす時間に自由と幸せを感じていた。
でもこの「幸せ」、世界には僕と君だけ、みたいな危うさがある。
そのほか全てを拒絶して敵対して、二人で怒りや憂鬱を共有して…って
なんていうか、あたしもそーいう思春期の記憶あるからアレだけど
悪い友人たちとツルんで不登校になるヤンキーみたいな匂いするよね?w

車輪の下に押しつぶされてしまったハンスには同情する。
溺れ続ける彼を、引き上げてくれる人が必要だったんだ。
それは間違いなくハイルナーではない。
彼は、実は泳げるのに、”泳げない自分に陶酔して”溺れているフリをして
ハンスを水底深くに引き込んだ。

ところでヘッセは、溺死に特別な思いでも持ってたのかな。
途中で死ぬ級友も溺死、ハンスも溺死。さらに他の作品でも、主人公が溺死するらし

 

車輪の下 (新潮文庫)

車輪の下 (新潮文庫)

 

 

い。

今まで全てを捧げた勉学を捨てて職人になって、初めての飲み会で酒に酔って死ぬ最後のシーンは
なんつーかほんと遣る瀬無いです。

あと思うんだけど
ハンスとハイルナーは二人合わせて、たぶんヘッセ本人。
二人がキスをしてしまうシーンはとても印象的。