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白痴 / 坂口安吾

10月ですねー
就活がすたーとしました。
平均70~80社エントリーとかいって、早くも頭が痛いよ?
あわわわ

こないだエクステつけに久しぶりに美容院行って
いつものごとく雑誌読み漁ってたのね
今年はファーのしっぽ、ファーブーツが流行るってのは聞いてたけど
なんか耳もクルらしいね?

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一体全体、みんな何になりたいんだろう?
これで今年も流行のボリューミ~なファーコートとか着ちゃったら
もう脱★人間!じゃね?
まぁ合わせないとは思いますけど

さらにブレンダ(ギャル雑誌)にケモノブーツ?とかいうのが載ってた。気がする。

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こんなの。
検索してもヒットしないから、見間違いかしら…??
むしろ見間違いであって欲しいな、とか思う。

はー、就活がんばらねばなあ。
続きは「白痴」の感想。
 

 

堕落論がとてもお気に入りだった坂口安吾です。
戦後文学論の課題本でもある。
男女の短編が7作入ってます。

戦後すぐの作品らしく、全編戦争が否応なく関わってくる話。
すごく時代を表してるな、と思う。堕落論もそうだけども。

そして全編通じて、登場する女たちが基本ビッチ
ビッチって言い方悪いですけど。客観的に見るとそうかなと。
複数の男性と関係をもつことを厭わず、肉体的な欲求に従順で、そして男に対し強い魅力を持つ女性。
大体出てくるヒロイン(?)はそんな感じ。
なんでしょう。安吾はそういう女に何か縁があったのでしょうか。
でも彼女たち
貞操観念はアレだけど、そこに悪気はない。なんていうか、精神的には純粋、というか。

坂口安吾
戦争を肯定していたわけではないだろうけど、早く敗戦することをきっと望んでた。
東京が焼かれ、(当時の)日本が壊されることを。
それは厳しい戦時下体勢の脱出(=堕落)である。
堕ちること は 生きること。
性生活において奔放な女たちは、倫理観や道徳的なところから言ったら罰せらるる存在だろう。
しかも時は、今よりずっとそういうことに対して厳格な、姦通罪が存在していたような時代だ。

世の中に対して冷めていて、厭世的・諦観してるかのような女たちだけど
彼女たちは「死にたくない」と強く思ってる。
”ただ”生きたい、と。それは余計なものを排した、本能的な生への欲求。

つまり、堕落論同様にこの短編集でも
(色々人間が身につけた煩わしいものを取っ払って)「もっと本能的に生を求めろ」と言ってる気がする。

傍目どこか厭世的な彼女たちが、本当は強く生を求めていて
肉体的に奔放で淡白な彼女たちが、愛に対して何かを強く期待してるように感じるのは
解説に載ってた、安吾自身の夢想と現実のギャップの表れじゃないか知らん。
表面上なんか冷めたコトを言ってるようだけど、ロマンチストってのは絶対当たってる。

「死を純粋と見るのは間違いで、生き抜くことの複雑さ不純さ自体が純粋ですらあることを―」

「然し、退屈というものが、相当に魅力あるものであり、人生はたかがそれぐらいのものだとも思っていた。」

 

白痴 (新潮文庫)

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