石田衣良メドレー。

先日、石田衣良すきだよーって話したことを覚えてくれてた友人が
石田衣良を何冊か貸してくれたのですげーーーー久しぶりに読書週間中。

まとめて感想かくます。
読書感想も久しぶりすぎだ!

 

友人に、最近の石田衣良を何冊かお借りしたので、唐突に読書週間はじまりました。

「キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇」

大好きなIWGPしりーず。大大大好きなキングの話。

ただ私がIWGPを好きになったのはドラマからなので、
キングはどうしても窪塚で脳内再生されてしまいます。

それでも、キングがまだ「少年」だったときの様子、エピソードが知れて
ファンとしてはとってもおいしい一冊でした!

 

「スイングアウト・ブラザース」

30過ぎの冴えないおっさん3人(ハゲ・デブ・オタク)が、
大学時の美しい先輩のエステサロンで、実験的にモテ男養成講座を受ける話。

最近の「草食男子」に対して何か言いたいことがあるのかね。
「あ、この部分彼氏に読ませたいw」と共感する部分もありましたが、
まあー相変わらず軽くて読みやすいなっていう感想!

スイングアウト・ブラザース (光文社文庫 い 53-1)

スイングアウト・ブラザース (光文社文庫 い 53-1)

 

 

「40 翼ふたたび」

2回の転職をし、フリーの広告プロデューサーとなった40歳おじさんの物語。
スイングアウト・ブラザーズの直後だったこともあり、最初は
「また冴えないおじさん物語かー」と思った。
が、世話焼きで好感のもてる中年主人公と個性あふれるクライアントたちそれぞれの物語、
40歳という年齢で加速される日々の虚ろさや不安。
とても面白かった。

腐ってた主人公自身も、妻との関係も、だんだん良い方向へとむかいだして
人が良くて素直な主人公が築いた「人とのつながり」のおかげだなーと思ったり。

自分とは異なる価値観、立場、生き方、そういうものをちゃんと受け止めたうえで
助言なり、提案なり、叱責なりができる喜一さんは魅力的です。最後2編は感動した。
縁ってだいじ!

40 翼ふたたび (講談社文庫)

40 翼ふたたび (講談社文庫)

 

 


アキハバラ @ deep」

題名通り秋葉原を舞台にした、おたくたちの青春成長物語。
吃音や潔癖症・女性恐怖症などなど、なんかしらの問題を持っている若者たちが
小さな企業を立ち上げ、ものすごいWeb検索システムを作り上げるのだが、
オープンなツールとして公開していたために有名になり、
大手IT企業に目をつけられてシステムをごっそり盗まれてしまう。

それを取り返すために、秋葉原全体を巻き込んで突撃大作戦! という。

キャラはみんな個性的で魅力的だし、ドタバタ展開も楽しく読めたけど
強すぎる個性やご都合主義な流れはラノベっぽいというか。
漫画になりそー、と思ったらすでに漫画化してた。

ツッコミどころ多いけど、いやな後味が一切残らないスッキリ爽快話でした。

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

アキハバラ@DEEP (文春文庫)