夏と花火と私の死体、潮騒。
まーた書こう書こうと思いながら書いてなかった。
もう4月も終わりですね。
世間はもうすぐ黄金週間。
学校開始はGW後だし、相変わらずバイトばかりするつもりだし、あたしには関係ないけれど!
今期は学校週1です。2コマのみです。
余裕のよっちゃん(・∀・)
面白そうな講義だけ、暇なとき潜ろうかなー
モラトリアムを享受した学生生活も、いよいよ終わりですからね。
うん、就活の話はあえてしない。
昨夜バイト中、風雨のなかビラ配りをしていたとき
久しぶりに思い出のひとに会いました。
相変わらずの馴れ馴れしさと、どうしても拭えないぎこちなさ。
正直心拍数の乱れ半端なかった\(^o^)/
さすがにもう何の感情も抱いてないのに
その存在を認識すると、いつになってもこころ掻き乱される。
青春の記憶ってのは、こんなものなのかもしれません。
平穏や退屈を厭うもの。激情や刺激を好むもの。
青春ってそんなもの。
でもあたしは
「保守的とはどういうことか」などと考えてしまうほどに大人になってしまったので
今では平穏や退屈とも仲良くできるのです。
…
ピーターパン症候群がやめられません。
続きは読書感想。
両方とも読み終わったのは4月の上旬なんですけどね!
「夏の花火と私の死体」 乙一
乙一の作品の中では有名だよね。
子ども達が、友達の死体をどうするか四苦八苦するはなし。
子どもはとても残酷な生き物です。
んー。
地文が死体の少女視点なんだけど
彼女がいない(彼女には決して見えない)ところでも、少女の語りのままだったりするのが気になる。
神視点ですね、はい。
死体の一人称っていう面白い語りなんだから、もう少し徹底して欲しかった。
まあ、動けない死体の視点だけじゃあ物語に限界あるとは思うけど。
あと何度も死体がバレそうになるんだけど、寸でのところで何とかなっちゃうご都合主義も気になった。
しかし解説で、これが16歳のときに書いた作品であると知ってさすがに驚いた。
16歳はすごい!
描写も丁寧で、読みやすい文章だし。
まあでもつまり、正直に言うと、年齢を考慮しないとわりと微妙。
「潮騒」 三島由紀夫
また三島さんである。
ちなみに今読書中なのも三島さんである。
ええっと、田舎の小島に住む漁師と、美しい良家の娘の恋愛話。
一言で言うならば、ぴゅあ。
とてつもなく純情でまっすぐな青年と娘の物語。
「永すぎた春」も、「金閣寺」「宴のあと」「仮面の告白」などを読んできたあたしには、こういうユーモラスで優しげな恋物語も書くんだなあと驚いたわけですが
「潮騒」には、「永すぎた春」以上に毒がない。
これっぽっちも、乱暴で不健康なところがない。健全すぎるくらい。
私は三島さんの、暴力的で、破滅的で、苦しいところが好きなので正直不満だったのだけど
これはギリシャの「ダフニスとクロエ」という小説の翻案小説なのだとか。
原作を知らないから何とも言い難いけども
古代ギリシャの原作をもとにして、違和感なく現代恋愛小説を生み出しているところに
三島さんの技巧が凝らされている、のかもしれない。