すばらしい新世界 / ハックスリー
またまたご無沙汰(ノД`)
2月は遊び呆けております!
今月だけでスノボ3回、台湾旅行1回!
んで合間ぬってバイト。
昨夜もちょうど新潟の石内丸山から帰ってきたところです。
今回はがーるずばーの女5人で。
超楽しかったーヽ(*´∀`)ノ
デジカメぶっ壊れましたけどね
台湾は
ひたすら食べてビール飲んでた記憶しかないです
あんまり観るモノはないのねー
でも夜市とか朝市とか、すごい活気があって楽しかった!
ガチョウ美味かったなー
今の彼氏と5日間も一緒にい続けたのは最長記録だったし(旅行自体は2泊3日)
中国語は帰るころになってだんだんと思い出してきてました。悲しい。
そんなこんな。
来月は、とりあえずスノボが1回あって
で、下旬にカンボジア行ってきます。1週間ほど一人旅。
念願のあんこーるわっと!
先週末に唐突に決めちゃった。行動的っつーか衝動的っつーか。
そういえばこないだ髪の毛も勢いで短髪にしてしまいまんた
どうもこういうトコがあるよねー
最後のモラトリアムを楽しく生きてます。
というわけで読書感想。
『すばらしき新世界』 / ハックスリー
読んでて思い出したのは、哲学論でやったユートピア/ディストピアの話。
母上から薦められて譲ってもらった本なんだけど、おもしろかった。
この「新世界」では結婚や家庭、出産なんてとんでもない話で
ひとは壜の中から生まれ、条件反射教育によって徹底して管理された階級社会に生きる。
世界は素晴らしい文明と科学の発達によって完全に秩序だっている。
「何故自分は」「何故社会は」などという思考は、
幼少期に繰り返された条件反射教育、つまり洗脳によってほとんどの場合生じえない。
苦しみは”ソーマ”によって排除されるし、肉体的に老いることもない。
”死”すら恐れるものではない。(死なないわけではないが)
何かに思い煩うことなどなく、人々は遊び、(日替わりで)恋愛をする。そんな世界。
まるでユートピアである。
この世界にやってくることとなるのが、「野蛮人」のジョンだ。
彼が生まれたところは未開の地であり、失われた文化や風習(出産や家庭)を未だ持っている。
もちろん条件反射教育もされていないし、ソーマなんていう薬もない。
彼は愛の詩もうたうし、死も恐れる。
ジョンはもちろん「新世界」の異常さについていけなくなるわけで。
ジョンと新世界の総統、ムスタファ・モンドが二人きりで話す場面はとても良い。
総統は、新世界がユートピアでないことに気づいてる。
「こんなの間違ってる」とジョンに言われて、総統はかつての自分を思い出すけど
今の安寧を壊す気は毛頭ない。
どちらが良いとは言えない。
争いや負の感情のない新世界は
破壊や憎悪の醜い感情、挙句に自殺なんかも存在してしまう私たちの世界より、何倍も幸せかもしれない。
気持ち悪いとかつまらないとか、そんなの間違ってる、と今の私は感じるけど
生まれたときから「新世界」で生きていたら、そんなこと疑問に思うコトもないわけだから。
まあそれは、すごく白痴的な幸せだけれど。
ちなみに、ジョンは最後に自殺します。
著者的には「新世界」はディストピアなのだろうね。
- 作者: ハックスリー,Aldous Huxley,松村達雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1974/11/27
- メディア: ペーパーバック
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「蒲団」も読み終わってるんだけど、これはまた後日。