好き好き大好き超愛してる / 舞城王太郎

あけましておめでとうございます

いつの間にやらまた半年経っている。
明後日は私の29歳の誕生日です恐怖。

また、読書ブームがきたのか活字を読んでおりますゆえ
ブログの存在を思い出しました。
そんなのばっかだな!

就職してから本読まなくなっちゃったけど、年2回ほど読書ブームがきますね(';')
買った積読読み終わると、また読まない期間が続くのですが。

昨年の夏から、実家のほうと、彼氏のことと、
いろいろぐちゃぐちゃしてたんだけど
それもだいぶ落ち着いてきました。実際にも、私の精神的にも。

2ちゃんのカプ板で相談したり、
Hasunohaっていうサイトでお坊さんに相談してみたり。
今思えばよくこんなサイト見つけたわよねw

問題を混同してはいけない、ということを学んだ。
同時期だったこともあって「あーもうAもこうだしBもこうだし!!うわーん」とかなっちゃってたけど
AはAだし、BはBの問題なのです。
そしてAとBの問題は、けして私自身の問題ではない。

私が必要以上に問題を背負う必要はなくて、当人の問題は当人たちで解決をすべき。
もちろん出来うる限りの手助けはするし、
今回は自分にも影響のあることだったから、悩むのも仕方がないことではあるんだけど。

勝手に背負い込んで勝手に悩んでうわーんってなってたからね。それは違うよね。

長くなっちゃった。
まあなんだ、生きていればなんもかんもなんとかなるよ。
読書感想です

 

好き好き大好き超愛してる舞城王太郎

舞城さん読むのは、煙か土か食い物」「九十九十九」「阿修羅ガールに続いて4冊目かな?
九十九は面白かったんだけど本が分厚くて分厚くて、メタ構造がもうマトリョーシカみたいな記憶。

今回の「好き好き~」は恋愛小説でした。
大好きな女の子が死んでしまう「僕」たちの話。

大好きな人の居ない世界で、自分の時間だけは続いていくわけで
何年も何十年も生涯その人を愛し続けられる保証はない。
そんなこと「100%大丈夫」なんて約束できない。
たとえ1秒先でも、未来のことはわかんない。

特に私はこういうことにひねくれているもので、
付き合いたてラブラブカップルの「ずっと一緒にいようね♡」などは
つい鼻で笑ってしまうような人間なんですね。
すいません。

言われるのもきらい。
果たされない可能性のある約束なんて意味をなさないから。

だがしかし!
「好き好き~」に出てくる「僕」は、将来今の気持ちが変わる可能性を認めつつも、
それでも今この瞬間「この先もずっと大好きだ」って思っている自分は本当だと。
この誠意にはなんの偽りもないと。いうわけですね。

将来どうなるかなんて考えてない、いや考えてないわけじゃないけど、
その可能性を無視した今この瞬間のまっすぐな愛情。
キレイだなあ、と思った話でした。

あと、夢の中の話がすきだった。夢ってああいう感じ!
荒唐無稽なのに、夢の中ではその理屈が通じるの。納得しちゃうの。

********************************

アラサーが近づいてここ1年いよいよ焦りもある私ですが、
今回の誕生日も違うようだ!
圧力鍋買ってくれるって嬉しいけどちくしょう!そうじゃねえ!

懸命に期待しないよう妄想とか振り払って否定してを繰り返して生きてきたここ2週間

不正出血になりました。
私のからだは本当にストレス耐性がないです。

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)